5月の下旬、それはCOFFEE RIN千葉店からかかってきた1本の電話から始まりました。「トーストセットのジャムがなくなります!緊急事態です!」
RINのトーストセットにつけているジャムは、実は全て千葉県産のブルーベリーや梨などのフルーツを使ってお店でコトコトと煮込んだ自家製のジャムです(一度だけ、安曇野の小林農園(https://www.sunnydayazumino.com/azuminonouen.html)さんから分けていただいたルバーブのジャムを期間限定、1週間ほどお出ししていたことがあります)。今の時期はブルーベリのジャムをお出ししているのですが、いつもブルーベリーを送っていただく農家さんから連絡があり「悪天候でブルーベリーが採れず送ることができない」とのこと。慌てて他の農家さんに連絡するも、千葉県の農家さんはどこも悪天候のために不作でブルーベリーが手に入りません。梨の時期はまだまだ先ですし、どうしたものかと思案していたところ、千葉西口マルシェでお世話になっている大土農園さんから信じられない一声が。
「イチゴが終わりの時期なので、採りに来てくれるならイチゴあげますよ。千葉市産ということをPRして、ぜひお客さんに千葉市のおいしいイチゴを食べさせてあげてください」。一瞬、耳を疑いましたが、普段からのお付き合いの中で本当にありがたいお言葉をいただきました。それならば、善は急げということで早速大土さんのイチゴ農園に伺いましたが、、、またそこでびっくり。
「好きなだけもってってください」というくらいですから、正直、「バケツ一杯分くらいいただければ」と思って伺うと、なんと「このビニールハウスの中だったらいくらでも採っていいですよ」って、えぇぇ~!!写真では伝わりきらないかもしれませんが、広大な敷地に建てられた、これまた大きなビニールハウスから採り放題???いいんですか本当に。。。
広い。ひたすら広い。
そして、イチゴも鈴なりです。お言葉に甘えて、お店のスタッフと3人で採り続けることおよそ1時間半。ハウスの中はとても蒸し暑くて汗がだくだくです。春の時期には農園の方々はこの中で一日中作業をされるとのことですが、本当に頭が下がる思いです。
この写真の2倍くらいの量を採取して、無事お店に持ち帰りました。大土さん、本当にありがとうございました!いただいたイチゴは、その日のうちにすべてジャムに加工しましたが、これが本当に美味しい。品種や育て方はもちろん、やはり採れたての新鮮なものを贅沢にジャムにすると香りが普通のジャムとは全く違います。7月末ころまではトーストセットにおつけしていますので、ご興味のある方はぜひ一度お試しください!!